DR-Z400S ギアシフトシャフトのオイルシール交換 (2016年9月2日)

ギアシフトシャフトの根元からエンジンオイルが漏れてくるように
なりました。最初は半日で1滴ほど垂れる程度だったのが、だんだんと
量が増えてきて、会社に乗っていくのがためらわれるようになりました。

放っておいても治るものではありませんので、オイルシールを交換する
ことにしました。私のDR-Z400Sは2001年式でかなり古いので、こういう
ことがあるのはしょうがないです。

オイルシールはチェンジペダルを外し、シャフトにはまっている
サークリップを外してワッシャを抜くと、外から見えます。これを
ほじくって抜いて、新しいオイルシールをはめ込みます。
ごく簡単にできると思ったのですが、、、

ギアシフトシャフトにご対面。
オイルが漏れているので、ホコリと混じり合ってコテコテになっています。


ピッキングツールでほじくって、シャフトの周りのゴム部分はバラバラになって
取れたのですが、オイルシールの外側近くには金属のリングが入っていて
クランクケースとの間は1mmもなく、どうしても取れません。
ピッキングツールが曲がってしまい、別のもっと丈夫なものを買ってきたのですが
やはり取れません。ピッキングツールの先端が細くないとスキマに入らないし、
細いと強度的に低くなるのと、力が加わる範囲が狭く、この方法では無理と
判断しました。

とりあえず、ギアシフトシャフトが出っ張っているので、どうにも作業し辛いです。
シャフトにキズが付くと、そこからオイルが漏れてしまうので、慎重にやらねばなりません。


バイク屋さんに相談したところ、ギアシフトシャフトは車体の右側クランクケースカバーを
開けて引っ張ると抜ける、とのこと。 何だか、大事(おおごと)になってきました。


エンジンオイル・冷却水を抜いて、クランクケースカバーを外しました。
カバーを外すのに邪魔になるブレーキペダルやエンジンアンダーガードも
外しました。

しかし、ギアシャフトの頭は、クラッチハウジングの裏にあるので、
クラッチハウジングも外さねばなりません。


 
クラッチハウジングを外しました。
ハウジングのセンターボルトは頭ミリ27mmです。
サービスマニュアルでは、特殊工具でハウジングを固定して緩める、とのことですが
特殊工具を持っていないので、エアインパクトレンチでバリバリっと取ってしまいました。
堅いかな、と思いましたが、一瞬で緩みました。偉いぞ、エアインパクト!

ようやくギアシフトシャフトの頭(上の写真の赤枠で囲んだところ)が見えました。


ギアシフトシャフトを抜くことができました。
指でつまんで軽く引っ張るだけでスルスルと抜けます。


 
ギアシフトシャフトが無くなったので、格段に作業し易くなりました。


 
パイロットベアリングプラーで抜きました。
あっけなく抜けました。
ギアシフトシャフトが出っ張っていたので、この工具が使えなかったのでした。

工具を入れるスペースが何とか確保できて良かったです。
チェーンが工具に当たってしまうので、脚部にナットを入れて工具の背を高くして
逃げました。ナットはガムテープで仮固定しています。
一瞬、「チェーンを切ろうか?」 とも思いましたが、ナットが解決してくれました。



パイロットベアリングプラーにくっついて抜けてきたオイルシール(の残骸)。
このように円周全体に引っかけて引っ張らないと抜けませんでした。
オイルシールの外側(クランクケースに接していた面)がボロボロです。
よほどしっかりクランクケースに食い付いていたようです。


これが、抜きたかったオイルシールです。
この小さな部品を抜くために大がかりな作業をしました。


やっと抜けた〜〜〜

こちら(クランクケース側)もオイルシールのゴムがこびりついていました。
上の写真は、ウェスでこすって綺麗にした後のものです。
よほど強力にくっついていたのでしょう。おそらく新車から今日までの
15年ほどの時を経て、固着したのでしょうね。


新しいオイルシールを打ち込んだところ。

後は元の通りに組み直すだけです。

 ・ギアシフトシャフトを差し込み、サークリップで固定。
 ・クラッチハウジングを取り付け。
 ・クラッチ板(7組)をはめ、クラッチプレッシャープレートを取り付け。
 ・クランクケースカバーとクランクケースに残った古いガスケットを除去。
 ・新しいガスケットを使ってクランクケースカバーを取り付け。
 ・チェンジペダル・ドライブスプロケットを取り付け。
 ・スプロケットカバーを取り付け。

と、ここまでやって、私の体力切れ。朝5時半から昼12時までやってました。
翌日、

 ・補充電していたバッテリーを取り付け。
 ・エンジンアンダーガードを取り付け。
 ・ブレーキペダルを取り付け。
 ・冷却水の配管を取り付け。
 ・エンジンオイルと冷却水を注入。
 ・エンジンオイルと冷却水のレベルを調整。
 ・ガソリンタンクのシュラウドを取り付け。

で、ミッションコンプリート。

試運転したところ、エンジンの異音もなく、変速OK、クラッチも正常動作して
普通に運転できました。
めでたし めでたし。


オイルを交換したので記録しておきます (2016年9月3日)