DR-Z400S ステータコイルの交換  (2017年11月24日・25日)

7月にバッテリーを交換して快調だったのですが、
9月20日の朝、出勤する時はエンジンがかかったのに、夕方、セルが回りません。
押しがけしようとしたら、脹ら脛に激痛が。肉離れです、、、 トシだね。

うちの社長のクルマとブースターケーブルで繋いでもらって、セル始動。
何なくエンジンはかかり、家に辿り付きました。
家に帰っても脹ら脛の痛みが酷く、結局次の日から2日欠勤しました。
水曜に肉離れ、木・金曜は欠勤、土・日曜も寝ていて、何とか私の脹ら脛は
治りました。

家に帰って、充電器でフル充電、DR-Zに付けてセルを回すと
元気良く回り、エンジンは始動しますが、アイドリングしていると
電圧が 12.8V ぐらいからみるみる下がって行きます。
これは充電系の故障です。

そう言えば、7月のバッテリー交換時、アイドリングで 13.24V とやや電圧が低かったです。

ずっと以前に測定した時は、13.57V でした。


調べてみると、ステータコイルとボディの間の電気抵抗が10Ωぐらいです。
本来は抵抗値は無限大のはずですので、コイルとコアのレアショートでしょう。
これはコイルの交換しかありません。

【ステータコイルの交換手順】
 1. アンダーガードを外す
 2. エンジンオイルを抜く
 3. シートを外して、 配線のカプラーを抜く
 4. マフラーを外す
 5. クラッチレリーズホルダを外す
 6. セルモータを後方にずらす
 7. シフトペダルを外す
 8. ジェネレータカバーを外す

 9. コイルを交換する

 10. ジェネレータカバーを取り付ける
 11. セルモータを取り付ける
 12. クラッチレリーズホルダを取り付ける
 13. マフラーを取り付ける
 14. シフトペダルを取り付ける
 15. 配線カプラをはめる
 16. エンジンオイルを入れる
 17. バッテリーを取り付ける
 18. エンジン始動して、電圧をチェックする
 19. アンダーガードを取り付ける

お〜、これはたいへんだ〜
実は同じようなことを1年前にやってます
ジェネレータカバーに亀裂が入り、エンジンオイルが漏れるのでカバーを交換したのです。
亀裂の入った古いカバーからコイルを取り外し、新しいカバーに付け替えたわけで、
この時に作業していれば良かったのですが、まあ、そううまくいくわけないですね〜


さて地道にやりましょう。
アンダーガード(社外品)を外します。

外すのはボルトを緩めるだけで簡単ですが、取り付けるのが面倒臭いのです
(ボルトの雌ねじ側が1箇所だけフレームに引っかける半固定式になっていて、
難しいのです---手が3本あればいいのですが)。


クラッチのレリーズホルダを外しています。
1年前はここのネジは外すのに苦労しましたので、
新兵器を用意しました(1/4インチ角のラチェットハンドルとソケット)。
3/8インチ角のラチェットハンドルではヘッド部が大きくて、入らないのです。


やっとジェネレータカバーを外せました。
ジェネレータカバーの裏にコイルが取り付けられています。
1年前はこのジェネレータカバーを交換したのですが、今回はコイルを交換します。


コイルは純正ではなく、「ハイワッテージタイプ」という触れ込みのものにしましたが、、、
何となく貧相です。
コイルはいわゆる「ガラ巻き」で美しくありません。線材も太いというこはないようです。
わざわざUSAから輸入したのですが、まあ、しょうがないです。


ジェネレータカバーのネジは長いのを短いのがありますので、順番に揃えておきました。


 
エンジンオイルは、高級なものにしました。
100%化学合成油です。
バイク屋さん(SBSウィリー宇治)からいただいたものです。


いよいよ始動です。
バッテリーは充電器で前日に満充電状態にしてあります。
キーOFF時の電圧=13.22V


 
エンジン始動。異音もなく簡単にかかりました。
ヘッドライトON、アイドリング回転です。
お〜、13.86V です。
今までで一番、高い電圧が出ています。

めでたし、めでたし。修理完了です。

7月にバッテリーが上がってしまって、バッテリーを新品に交換しました。→ここをクリック
その時に、ちょっとアイドリング回転時の電圧が低かったのです。
その時には既に充電系の故障の兆しがあったのかもしれません(それでバッテリーが上がってしまった)。