DR650SE チョークケーブル(正しくはスターターケーブル)固着 (2018年7月1日)

ある日の朝、チョークレバーを引っ張ってエンジン始動。
1分ほど暖気してスタート。
3分ほど走って、チョークを完全に戻した(解除した)ものの、
どうも回転の戻りが悪いし、アイドリング回転も高い。
チョークレバーを操作すると、手応えが無く、スカスカ。
あちゃ〜、ケーブルが切れてしまったか。
それでも何とか走ることができました。

家まで帰って、早速、分解。
チョークレバー側のケーブルを外すと(チョークレバーはハンドルの所に付いています)、
ケーブルが全く動きません。
ケーブルが切れているなら、するすると抜けて来るはず。
よく考えれば、ケーブルが切れたなら、チョークは解除されたままになるはずで
症状が一致しませんね。

左右のサイドカバー、シート、ガソリンタンクを外してチョーク側を分解。

汚いキャブですね、、、、

赤い矢印で示した所がチョークケーブルが付いているところです。
チョークケーブル外してみると、キャブの雌ねじ部にサビが溜まっています。
サビが内部に入らないように掃除機で吸い込みながら、慎重に綿棒でサビを
綺麗に除去しました。キャブの内部はサビていませんでした。


ケーブルを見ると、サビで真っ赤になっていました。
(写真は潤滑剤を吹いた後なので、それほど赤くは見えませんが)


ケーブルの取り付け部のゴムキャップがパックリと破れていました。
経年変化です。ここが破れたので水が浸入し、サビが進行したのでしょう。


ケーブルとゴムキャップを新品交換するのはもちろん、その他の部品も
予防的に新品に交換しておくことにしました。

ケーブルには、ワイヤインジェクタを使って、ワイヤ専用のグリスを注入しておきました。
ゴムキャップの内側にはシリコングリスをたっぷり塗り込んでおきました。

全て元に戻して、正常に動作することを確認しました。

DR650は今月で新品で買って12年になります。
やっぱりいろいろな所が劣化してきます。
色褪せてしまっている外装(前後フェンダー、ライトカウル、サイドカバー)を一新しようかと計画中です。