セローの修理 キャブレタのインシュレータの交換 (2008年7月5日)

セローのエンジンがご機嫌ななめ。時々、ボコついてマトモに走らなくなります。
点火プラグを新品に交換しても状況は変わりません。焼け具合はまぁまぁ。
キャブかな〜、とキャブを外そうとしたら、キャブとエンジンを連結するインシュレータが
ボロボロなことに気付きました。ダメやん。
早速、部品を注文し、交換することに。


狭いにゃぁ〜
エアクリーナの取り付けを緩め、なるべく後方に引っ張りながら、
強引にもぎ取りました。


キャブの内部は全く綺麗。
問題ありません。


インシュレータは2個のネジでエンジンに固定されています。
このネジが固着して、やたら堅い
1個めは何とか緩みましたが、、、
ヘックスレンチがしなって、ヤバいかなと思ってたら、やっちゃいました。

あちゃ〜


CRC5-56の液が、エンジン側の雌ネジに届くようにインシュレータに
ドリルで2ヶ所、穴を開けました(タガネも打ち易くなりますしね)。
ここからCRCを噴射。
タガネでネジのアタマをゴンゴン叩きつつ回して、やっと緩みました


やっと取り外したインシュレータ。
これだけヒビ割れてたら、エア吸いますね。


これが苦労したボルト(ナメずに外せた方の)。
このボルトのアタマは、なんでこんな形状なんでしょう?


普通の大きさのキャップボルト(左の銀色)と並べてみました。

ヘックスレンチのサイズは、普通の大きさのキャップボルトならば5mmですが、
セローに使われていたボルトだと4mmと、一回り小さいレンチになります。


またアタマの厚みが薄く、ヘックスレンチは浅くしか差し込めません
だから、ナメるんやんけ! (と関西弁で毒づきました)。


普通のキャップボルト(ステンレス)にしました。
小さいアタマのボルトである必然性は全くありません。
ネジ山にはカジり防止のためにWako'sのスレッドコンパウンドを塗っておきました。


朝6時半から、途中朝飯休憩30分間をはさんで、昼12持までかかりました。
汗だく。
天気が良くて、工具が持てないぐらいアチチになりました。
頭がクラクラするのでお茶をガブ飲みしながら何とか作業完了。

2週間エンジンをかけず放置してましたので、作業開始時にバッテリーを充電しておきました。
充電器の電流計は始めからグリーンゾーン。ほとんど放電していませんでした。
さすがMFバッテリー。それでも5時間ほどトリクル充電しておきました。

エンジンは1発でかかりました。
これで様子を見ることにします。

ボコつきが再発しました。
それと高回転まで引っ張った時に失火しているような。

点火系を疑い、先ずプラグを点検。
プラグは前回、新品に交換しました。
まあまあの焼け具合です。次に高圧コードやプラグキャップを点検。これも異常無し。

う〜ん、イグニッションコイルを調べてみると、CDIからコイルの1次側に繋がる
コネクタがゆるゆるになっていました。引っ張ると何の抵抗もなしに抜けます。
これやん

ラジオペンチでカシメをきつくしてはめ直しました。
高回転時のエンジンの振動で、ここが接触←→非接触となり失火してたんですね。

試乗してみると、高回転にしてもスムーズに回ります。
これで直ったでしょう。
(2008年11月23日 追記)


4年経った今でも快調はまだ続いています(2012年11月追記)。
完全に直ったようです(2014年1月25日追記)