アドレスV125S(姉妹) バッテリー補充電・プラグ交換  (2022年6月4日)

バッテリーを補充電・点検、点火プラグを交換します。
プラグ交換は楽勝のはずでしたが、失敗してたいへんな労力を使いました。


まずは「姉」の方から。これは7年前に家内用に買ったもので
2年半前にバッテリーは新品に交換しています。

夜に補充電を終了、翌朝に測定。
良好なようです。


車体にセット、エンジンをかけて1分ぐらい経過した時に測定。
これも良好なようです。


次に「妹」。これは5年前(正確には4年10ヵ月前)に私用に買ったものです。

ちょっと低いか。でもまだ寿命ではありません。
サービスマニュアルには「充電後30分放置後12.5V以上」と書いてあります。


エンジンをかけて1分後。まあ、大丈夫でしょう。
セルモーターも元気に回ります。

アドレスV125はキックペダルが付いていますので、もしセルモータが
回らなくなってもキックでエンジンをかけられます。
私が乗るスクータですので、このバッテリーにはもうしばらく頑張ってもらうことにします。


「妹」の方は、始動時。セルボタンを押してもセルモーターが回らないことがあります。
そういう時はセルボタンをダブルクリックまたは、トリプルクリックすると回ります。
モーターが回らない時もカチカチとリレーの作動音はします。
バッテリーの電圧が低いのではなくて、モーターに電気が行ってない感じ
(もしくは、モーターそのものに問題がある可能性もありますが)。
そこで、とりあえずリレーを交換します。


左が古い方。
これで治ったみたいです。
今までは3回に1回、失敗(モーターが回らない)してましたが
そういうことは今のところ皆無になりました。
リレーの接点がイカれかけてたのでしょう。


次に点火プラグです。

点火プラグは3年半前に交換しています。
その時はイリジウムプラグにしましたが、あんまり差はないようでしたので
今回はドノマールにします。


やや燻っていますか。

と、ここまでは順調でしたが、新しいプラグをエンジンに取り付ける際に失敗です。
斜めに入れてしまいました。
奥まで締まらない。
一旦抜いて、雄ねじにスレッドコンパウンドを塗って挿してみましたが
斜めの癖が付いてしまって、どうにもこうにもうまく入りません。


スクータは外装があって、プラグ孔がよく見えません。
しょうがないので外装を取り去り、じっくりやることにします。
まずシートごとヘルメットボックスを外します。


そしてフレームカバーを外します。
汚いねぇ。

白いティッシュが突っ込んであるところがプラグ孔です。


これでプラグ孔がよく見えます。


これです。
この状態でプラグをまっすぐに挿してみましたがうまく入って行きません。


そこでスパイラルタップで再タップすることにしました。
これは切り粉が手前に出てくるのでエンジン側に切り粉が入らないだろうと
期待することにします。
スパイラルタップには切削油ではなくグリスを塗って、慎重に回しました。
うまく再タップできたようで、スパイラルタップを抜き、雌ネジ側の内側を
綿棒にグリスを塗って何度も拭いました。


エンジンを恐る恐るかけてみると異音もなく良さそうです。
あとは再組付けです。
汚いところは歯ブラシでこすってエアで吹いて掃除しておきました。

朝8時から始めて昼まで作業して、昼食、それから1時間半ほど
また作業して完了。5時間半ほどやってました。
疲れた〜

最初に慎重にやっていれば、数分でできたことです。