DR-Z400S マフラーをノーマル(もどき)に (2015年10月31日)

私のDR-Zは中古で買ったのですが、前のオーナーがヨシムラの
トライコーンマフラーを装着していました。このマフラーは、音が非常に大きく、
一応はJMCA対応品で車検OKの製品なのですが、やはり元に戻すことに
しました。

ヤフオクで、DR-Z400Sの中古マフラーを探したのですが、見つからず。
兄弟車の販売台数の多いDR-Z400SMのものを落札しました。

【SとSMの純正マフラーの形状の違い】
SMのリアタイヤはSよりも太いので、Sの形状のままだと
サスが沈んだ時にリアタイヤがマフラーに接触するのだそうです。
なのでSMのマフラーは後方にズラしてマフラー本体が短くなっています。
短くすると消音効果が下がるので、太くしてあります。
このためサイドカバーもマフラーが太くなった分、外側に
膨らんでいます。

さてこのような純正SMマフラーをSの車体に付けるとどうなるか。
あまりやっている人がいないようで、よくわかりません。

ただ、DR-Zの社外マフラーは、S用、SM用と区別していません。
共通で使えます。
なので、大きな差はないだろう、最悪、サイドカバーもSM用に
しなくてはならないか、と思ってやってみました。

結果、サイドカバーとマフラーのクリアランスはあまりないものの
接触することはなさそうで、大丈夫ということになりました。


これがヨシムラ トライコーン。


ヨシムラトライコーンを外すのに、この工具を買いました。


ほい、DR-Z400SM用のマフラーに換装完了。


サイドカバーとのクリアランスも大丈夫のようです。


 
エキパイは少し細くなったような。
エキパイとエンジンの接続するネジが固着して難儀かな、と
思ってたのですが、意外に簡単に外れてくれました。

試乗すると、低速トルクはやっぱり純正の方が格段にあります。発進が楽になりました。
排気音はとても静かで、エンジンからのメカノイズがよく聞こえるようになりました。
ちょっとYAMAHAのセローのようなおとなしいフィーリングになりました(セローよりは
断然パワーがありますが)。オフロードバイクとしてはこれが良いのだと思います。

ヨシムラ トライコーンは高回転域の伸びが気持ち良くて、しょっちゅうレブリミッターを
働かせてしまってました。一方で低回転域はトルクが薄く、常にエンジンを高回転域に
キープさせる必要があり、気分的にせわしない感じでした。舗装された峠道をギンギンに
攻めるならこういう性格のエンジンがいいのだと思います。

一長一短ですね。