DR650SEのリムとスポークを張り替え (2008年6月6日)

 去年の夏に、前後ホイールの中古品を格安で譲っていただきました。
 事故で車両が廃車になってしまったものです。

 ミシュランT63はかなりオフロード寄りのタイヤです。オフロードツーリングには
 欠かせないタイヤですが、ツーリングは年に数回しか行きません。その間、DRに
 乗らないとエンジンの調子が悪くなってしまうので、週に1回ぐらい会社にDRに
 乗って行きます。しかし通勤路は完全舗装路です。オフロード寄りのT63がどんどん
 アスファルトで摩耗していくのは、もったいないです。

 そこでホイールを前後もう1組用意して、普段の通勤にはオンロード寄りのタイヤ
 を装備しようと思ったのです。タイヤ交換はたいへんですが、ホイール丸ごとの交換
 なら前後で30分もあればできます(ちょうど、冬になると車にスタッドレスタイヤ付きの
 ホイールを付け替えるのと同じ感覚です)。

 Rホイールは何の問題もなく、ミシュラン・シラックをはめて、バイクに取り付けました。

 Fホイールは、事故車のため、リムは変形、スポークも何本も折れている状態です。
 これでは実用にすることはできませんので、リムとスポークを新品に交換することに
 しました。

ご覧のようにスポークが折れてひん曲がっています。
リムには削れたようなキズが入っています。



タイヤを外して、スポークを片側取り去ったところ。

Fタイヤはビードが堅くなく、サンダル履きの足でちょっと踏んだだけで、
ビードが落とせ、すごくラクです。

スポークの張り方がわからなくならないようにデジカメで写真を撮りまくっておきました。


単体になったハブをこの機会に、パーツクリーナとウェスでキレイに掃除しておきました。
落ち着いて作業するために部屋に持って入って、新しいリムを置いてみたところ。
少しリムを上に持ち上げるためにコミック本を敷きました。


新しいスポークを組み付けているところ。

スポークは2種類あり、ほんの少し長さが違います。
長い方を外側になるように組みます。
また、外側から組まないといけません。
内側を先に付けると、その後、外側をはめるには、スポークを曲げないと入りません。


スポークを取り付け終わりましたが、まだニップルを締めていないので
グラグラの状態です。少しずつ、順番に締め付けていきます。
最初は1回に角度にして30度ぐらいずつ、36本締めると1周です。
これを何周も行います。締まってきたら、締める角度を半分の15度
ぐらいにします。

イスをふたつ並べて、その間にホイールを入れて回転させながら、
「振れ」を取っているところ。


こんな具合に、針金をリムの付近に置いて基準点を設け、振れ具合を見ました。



完成。

左右の振れは2mmぐらい、上下の振れはほとんど判らないぐらいにできました。

やったぁ〜〜〜