DR650SEのチェーンのサイズダウン (2012年12月1日・9日・14日) (525サイズを520サイズにコンバージョン) DRのチェーンのサイズは525と、やや特殊です。DRの発売は'96ですが、 今はチェーンも進歩していてもう1ランク細い520サイズのチェーンでも 充分な強度があります。チェーンのカタログを見ると、520サイズでも高級な ものはXR650RやKTM690SMCなどにも対応しています。これらのバイクは エンジン出力が60ps以上あるもので、たった43psしかないDR650SEなら 充分余裕でしょう。 520サイズはチェーンの幅が狭くなります。したがってスプロケも薄くなり、 チェーン共々、軽量化されます。 ProcycleというUSAのショップでDR650SE用の520サイズにコンバートするキット (F/Rスプロケとチェーンのセット)を売っているのは知っていますが、このキットの チェーンはOリングのシールチェーンなので、ちょっとグレードが低くてイヤなのです。 いろいろインターネットで調べてみると、DR650Wikiというページを発見しました。 それによると、DR650には520サイズ用のスプロケとしてJT Sprockets社の 以下の型番が使えるようです。 F:JTF437 または JTF438 R:JTR822 日本では、株式会社ヒロチー商事(Hirochi-Shop)で扱いがあり、 JTF437 15t \2154 JTR822 43t \3834 です(送料別)。 またJT Sprockets社のサイトで調べてみると、JTF438はDR750・DR800用の スプロケット、JTR822はRGV250・DR350用のスプロケです。 そこで今度はスズキの純正部品のパーツリストを探し(インターネットって便利だな〜)、 F(15t):27511-44B00(DR750・DR800純正) R(43t):64511-22D10(DR350純正) と純正品番が判明しました(但し、私が調べたものなので信用しないで下さい。 本当にDR650に使えるかはわかりません)。 この純正部品の値段をWebikeで見積もってもらうと、 27511-44B00 スプロケエンジン(15t) 税込定価 \5355 64511-22D10 スプロケリア(43t) 税込定価 \8295 きゃ〜、目玉が飛び出るほど高い! Rスプロケはホイールが2つあるので、2個要るので軽く2万円を超えます。 やはりJT Sprockets社製にすることにします。 日本のお店で買っても良いのですが、USAのパーツ屋を探してみると oemcycleというところで、 JTF438 15t: $17.55 JTR822 43t: $23.86 を見つけました。$1=\80ですので、それぞれ\1400/\1900です。純正他車利用よりも 格段に安いです(1/4ぐらい)。 USAのamazon.comでもっと安い店もありましたが、F・R両方を扱っている店がなく、 別々のお店で買うと送料で不利になるので、oemcycleでまとめて買うことにしました。 なお、525サイズのままだと、 27511-31D00 : \3,832 64511-32E20 : \8,452 となります。リアスプロケは2枚要るので、合計¥20,736と、やはり2万円を超えます。 oemcycleに11月13日の夜に注文、11月28日昼に届きました。 F:$17.55, R:$23.36 * 2, Shipping $51.10(USPS)=$115.37 請求金額は \9,343 でした。 $1=\81ぐらいですね。送料がかなり高くつきますが、それでも純正部品の半分以下の 価格で買えました。 |
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左が純正、 右が520サイズ。 520サイズの方が刃の部分は薄くなっていますが、雌ねじの部分が厚くなっているので、 重さは両方とも220gとほとんど変わりませんでした。 |
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こっち向きでしたっけ。 →これは間違いで、写真の裏返しにするのが正解です |
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リアスプロケットです。 こちらは純正=860g、 520サイズ=620g とだいぶ軽量化できました。 |
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まだチェーンを買っていなかったので注文します。 本日(12月1日)はこれでおしまい。 ここから【12月9日】 さて1週間が過ぎ、続きです。 |
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チェーンは江沼の520SRX、色はシルバーにしました。 楽天で\7590也。 オンロードバイクなら600ccまで オフロードバイクなら750ccまで、 というものです。 OリングでなくXリングです。 XリングはフリクションロスがOリングに比べて約半分だとか。 燃費が良くなるといいのですが、、、 |
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スプロケの取り付けプレート、ネジも新調しました。 前のプレートはまだ使えそうでしたが、スプラインの跡が少し付いていたので 念のために新品にしておきました。 |
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さて、古いチェーンを切ります。 少しサビがポツポツ出てますね。 新車で買って6年5ヶ月、2万4400kmの走行に耐えたチェーンです。 グラインダーでピンの頭を削って、 |
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「かし丸君」でピンを抜きます。 あっさりピンは抜けました。 新しいチェーンを付け、ジョイントをカシめます、、、 が、今日(12月9日)はめちゃくちゃ寒く、プレートを圧入したところでギブアップ(写真なし)。 「かし丸君」をなかなかセットできず、時間切れです。 また来週、カシメ工程をします。 ここから【12月14日】 |
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先週、プレートを圧入したところ。 圧入したプレートが隣のプレートとツライチになっているか、定規を当てて確認しました。 |
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さて、ピンをかしめます。 |
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片方(向かって左側)をかしめました。 かしめる前はφ5.2、 かしめた後はφ5.7でした。 以前、セローの428サイズのチェーンはすぐにかしめることができましたが、520サイズのピンはけっこう堅く、かなりのトルクが必要でした。 |
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両方かしめて、終了。 チェーンに元から付いていたグリスは綺麗に洗浄して取り去りました。 元から付いているグリスは非常に粘度が高く、そのまま乗っているとホコリと混合されて固着して しまうからです。 チェーンクリーナを吹きかけ歯ブラシでこそぎ落としました。 チェーンクリーナが乾燥するのを待って、普通のスプレー式のチェーングリスをたっぷり 塗っておきました。 |
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新しいスプロケとチェーンは綺麗ですね。 これでミッション・コンプリート! 試乗したところ、全く静粛で気持ちいいです。 また来年のツーリングが楽しみです。 なお、 Fスプロケ(JTF438)は14tか15t、 Rスプロケ(JTR822)は41t〜53t がラインナップされています。 いろいろな減速比が選べます。
No.1はハイギアード過ぎて使いにくく、DR650ユーザーはNo.3の組み合わせに している方が多いようです。私のDR650は、北米仕様でNo.2だったのですが、 買ってすぐに、Rスプロケを43tに換えました(No.3)。 今回サイズダウンするにあたって、やはり同じNo.3にしました。 No.3よりさらにローギアードにする場合、No.4のようにするとチェーンの延長が必要に なります。それならばNo.4と減速比のほとんど変わらないNo.5にするといいと思います。 No5.は純正のNo.1やNo.2よりもチェーンは短くて済むはずですが、たぶんチェーンを短く しなくてもいいように思います(試したわけではないので自己責任でお願いします)。まあ、 チェーンは長くするのは大変ですけど、短くするのはすぐにできますけどね。 |
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