DR650SEの車検前整備  (2022年9月10日)

車検です。
もう何回めか。
2006年に新車を買ったので、8回めの車検です。
7月に買ったので車検も7月なのですが、梅雨の時期ですので青空整備がやりにくく、
2014年に2ヶ月間、車検切れのまま放置して9月に車検を取りました。
2014年にはDR-Z400Sを増車したので、DR650に2ヶ月ぐらい乗らなくても問題ないのでした。

で、そのDR-Z400の車検は春にあって、DR-Z400の車検整備のついでにちょちょこと
DR650の整備をしてきました。


4月にブレーキ液交換(バイク4台まとめてやりました)。
フロント側。
交換前。交換後は写真を撮ってませんでした。


リア側。
交換前。交換後は写真を撮ってませんでした。

・4月に前後タイヤ交換
・5月にクラッチ板交換・エンジンオイル交換
・5月にエアクリーナの清掃
・6月にヘッドライトリレーの交換

7月には点火プラグを交換しておきました。
カーボンが付着していますが、まずまずでしょう。


電極部分は普通に焼けています。
以前は熱価=10番でこんな感じでしたが、これは熱価=9番です。
善き哉。


 プラグ交換時の走行距離                            


さて車検の期限が9月28日となりましたので、残りの整備をして検査に挑みます。

まずはバッテリーを交換
2016年10月に交換して以来、6年弱使っていました。
梅雨の時期、2週間ぐらい乗らないとセルモータの回転が苦しい感じ。
充電すれば元気になりますが、さすがに寿命と思われるので交換します。
全く同じ銘柄(台湾YUASA)です。
6年前は¥6815でしたが、今回は¥91302千円以上高くなってました。
昨今の原料・輸送費の高騰のせいですね。


バッテリーのチェッカーを買ってみました。
↑これが古い方の測定結果(補充電して半日ほど経って測定)。
バッテリー自身の規格は175CCAなので一見問題なさそうですが、、、


↑これが新しい方の測定結果。
おお、数値がぜんぜん違います。
どうもこのバッテリーチェッカーはかなり甘めに表示されるようです。

古い方のバッテリーでも充電直後はセルモータは普通に回りましたが
2週間ぐらい乗らないと、明らかに苦しく回っていました(一応始動はできた)。

650cc単気筒の冷機時のは押しがけするのは
舗装路でも1人ではできないことがわかっていますので、
途方に暮れる前に交換するのが吉です。

新しいバッテリーはとても元気にセルモータを回してくれました。


次はキャブレターです。
2年前にだいぶ給排気系をいじりました。
最終的には秋頃にセッティングを出したのですがその時でも「やや濃い目」。
なので気温の高い夏はさらに濃い目となっていました。
去年も今年も夏の間、「ちょっと濃いよな〜」と思って乗ってました。
でもサボって手つかず。
車検の排ガス検査で引っかかると困るので適正にします。→少し薄くします。
油面は下がっているような? 
ちょっと写真ではわかりにくいのですが、以前はフロート室の嵌合面よりも高くしてたのに
今は僅かに嵌合面よりも下にあります。
でもまあ、これが普通でしょうか。

油面が下がると混合気は薄くなるのですが、今は濃い状態ですので
油面は触らずにこのままにします。


ジェットニードルは0.5mm下げました
(クリップ位置は上から2段目のまま変えず、Eリングの下の0.5mm厚のワッシャを除去)。

パイロットジェットは#47.5→#42.5に変更しました。

これで燃調はベストのようです。
1速ギアでクラッチレバーは握らず、トコトコ走っている状態から
アクセルをガバッと開けると、フロントタイヤが高々と持ち上がります。

やはり濃かったようです。


次にブレーキ
ブレーキパッドをチェック7したところ、フロント側が限界間近。
厚みが0.8mmになっていました。
新品は4.1mmあります。
もちろん新品に交換しました。

リア側は厚みが3.6mmあり、問題ありませんでした。


いつものようにVesrahのブレーキパッドです。

その後、キャリパーをキレイに掃除しました。

夜になって光軸調整。これが最後です。
少し低くなっていましたので、調整しました。

これで車検に持って行きます。