VX800の整備(その3)
前後のブレーキを整備しましょ。
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まずFブレーキから。
マスター側のピストンを新品に交換。(上側が新品)
ダストブーツが破れてEリングがサビてたぐらいで内部は問題ありませんでした。
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キャリパー側。固着というほどではありませんが、なかなかピストンが抜けませんでした。
コンプレッサで少々エアを入れたぐらいではビクとも動きません。
ガムテープで接合部を密閉したところ大きい方のピストンがバコンと飛び出てきました。
それでは小さい方のピストンにエア圧がかかりません。
大きい方のピストンを再び押し込んで木の棒で押さえながらエア圧をかけて
小さい方のピストンも取り出しました。
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キャリパーの塗装が酷い状態なのでまずは再塗装することにしました。
紙ヤスリとワイヤーブラシで必死で磨きました。
細かい入り組んだ所が磨きにくく根気が必要でした。
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3時間磨いたせいで親指に水膨れができてしまいました。
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シリンダ内部に塗料が入らないように充分にマスキングして、
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オーブントースターで焼き付け塗装。(これから予熱するところ)
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完成。
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マスキングテープを剥がすのに4時間もかかりました。
焦げてたのです。「耐熱」と書いてあったのですが。
割り箸の先端をカッターでマイナスドライバ風に削ったもので擦りました。
見違えるほどキレイになりました。
(2007/5/20)
エア抜きは苦労しました。ブリーダからエアが出てこないけど、
ブレーキレバーのストロークが通常の倍ぐらいと、スポンジーなのです。
キャリパを外して、角度を変えながらコンコンたたいてみたり。
でもダメ。
バイク屋さんに相談すると、
「キャリパーにはもうエアが無いみたい。
マスターシリンダの所のバンジョーボルトを緩めてエアを抜いてみては?」 と
いうことでやってみると、、、お〜、スポンジーなのが直りました。
(2007/5/27)
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フロントブレーキの次はリアブレーキ。こちらも「引きずり」がかなりあります。
バラしてみると、やはりサビ。
固着しかけていて、ピストンを抜くのにかなり苦労しました。
リアキャリパは対向ピストン。左右の連結穴からエアが抜けてピストンが抜けません。
指で押さえていたら、指を火傷しそうになりました。
小さい穴から高速に出てくる空気、恐るべし。
そこで割り箸をテーパー状に削って、連結穴に突っ込み、ようやくピストンが
バコンと抜けました。
このぐらい固着してるとエアコンプレッサの圧力でないと抜けません。
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磨いてサビ落とし。
キレイになりました。
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反対側も同様にサビていました。
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これも磨いてキレイになりました。
ピストンもサビていたので、シール共々交換することにします。
バイク屋に部品を発注しました(実は発注した、と思いこんで忘れてたのです)。
(2007/5/27)
部品が無いのでこれ以上作業ができません。ヒマなのでこの作業↓をしました。
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以前、ブレーキペダルを再塗装した時、一緒にやろうと思ってたのに忘れたトルクロッド。
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簡単な形なので、電気ドリル+カップブラシで簡単にサビが落とせます。
それでも1時間ぐらいかかりました。
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銀色のスプレーで、再塗装。
新品同様です!
(2007/5/27)
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部品が来たので新しいピストンとシールを組み付けました。
キャリパーの外見はやや汚いですが、特に何もしないことにしました。
ブレーキパッドや、パッドピン、バンジョウーボルトにワッシャなどの小物部品も
新品に交換しました。
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マスターシリンダーは内部のピストンやシールを交換しようと思っていたのですが、
私の発注ミスでシリンダーAssy.が来てしまいました。
置いといてもしょうがないので丸々交換しました。
でも色が違うんだよなー(手に持っている黒いのが元から付いてたやつ。
Assy.で来たのは銀色。まあ、ここにはプラスチックのカバーが付くので
あんまり目立たないのですが)。
前後ディスクブレーキをオーバーホールしたので「引きずり」が無くなり
非常に軽くホイールが回ります。気持ちいいなぁ。(2007/6/1)
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