DR650のタイヤの交換 (2006年10月22日)

DR650SEには最初、ブリジストンのTW-41、TW-42 というタイヤが
装着されています。このタイヤは舗装路ではなかなかのグリップを
するのですが、オフロードでは力不足です。少しでもガレると全く
グリップをしてくれず、フロントタイヤは接地感が無くなり非常にこわい
ですし、腕に力が入り疲れます。またリアタイヤもトルクが地面に伝
わらず、まるで自分がすごく下手になったような気がしました。

以前、XR650Lに履いていた中庸なタイヤ、ダンロップのD605の方が
遙かに良かったです。D605の欠点は摩耗が激しいことです。リアは
3000km保ちませんでした。

いろいろ情報を集めてみますと、ミシュランのT63がオフロード性能と
耐摩耗性の2点で良さそうということがわかり、履き替えることにしま
した。


さてリアホイールを外してタイヤ交換開始!


ダンボールを下に敷いてキズが付かないようにしました。


リアタイヤ。右が新しいT63です。


フロントタイヤ。こちらも右が新しいT63です。
見るからにオフロードでの性能が高そうです。

リアタイヤの耳は想像以上に硬く、汗だくで3時間格闘しました。
長さ30cmのタイヤレバー2本でやりました。 50cmぐらいの
長さのを1本持っているはずなのですが 行方不明。
あの長いのがあればもう少し楽だったかも?

フロントタイヤは革靴で踏むだけで 耳が落ち、1時間ほどで
完了。

1000km弱走った感想は、

・ノーマルから履き替えると、舗装路ではぐにゃぐにゃ
 します。最初はこんなんでコーナーリングできるか!と
 思いましたけど、オフロードを走っているうちに慣れ
 ました。(オフロードではもっとバイクが暴れますから
 ね) 舗装路でけっこう傾けてもグリップします。ロード
 ノイズは大きいですけど、これも慣れます。

・舗装路の小さなギャップ、小石などのショックはタイヤの
 山で吸収してくれますのでソフトな感じになります。

・ぬえわkm/hで特に問題なし。
 ハンドルがブレることもありませんし、リアが暴れ出す
 こともありません。ホイールバランスは取ってません。

・シート高が上がり足が届きにくくなります。

・スピードメータが正確になります。
 (少なく表示されますが、GPSの表示と一致します。)

・ オド/トリップメータはやや短めに表示されます。
 (2%ぐらい?)

・オフロードでは最高! ノーマルで1〜2速で走って
 いた所は2〜3速でOK。1速は使わなくても大丈夫。
 特にガレているような所。直線でスピードを倍出せます。
 サスペンションがよく働いている、という感じがします。
 また力を抜いて走れるので腕が疲れません。

・やはり舗装路ではノーマルより劣りますが、危ないほど
 ではありません。ノーマルと同じようにシフトダウン
 してエンブレをかけるとズルっと一瞬ロックします。
 (ノーマルのように『キッ』という音はしません)

「オフロードも走る」ということならT63がお勧めです。

「舗装路しか走らない」のでしたらやめた方がいいです。
ノーマルの方がいいです。