DR650SEに12Vのコンセントを取り付けました。(2008年10月19日)

ツーリングに出かけた時、ETC車載器とか携帯電話の充電のために便利です。

DR650のヘッドライトカバーを外すと、何も繋がっていないコネクタがあります。
ポジションランプ用のコネクタみたいです。私のDRは常時ヘッドライトが点灯
しますので、必要ないのでしょう。

ここから分岐しました。

3Aのヒューズを入れておきました(たぶん1A程度しか使わない)。


110型といわれるコネクタです。

圧着端子は半田付けしてはいけません。
半田がリード線の内部に浸透して、リード線が堅くなってしまいます。
しばらくはいいのですが、やがて振動でそこから折れてしまいます。

ちゃんとした工具で圧着すれば、強度も信頼性も確保できます。


こんな風に出しておきます。
ツーリングから帰って来たら、丸めてメーターバイザに押し込んでおきます。


DCを分岐するボックスを作ろうと思いました。

分岐ボックスにはに単四ニッケル水素電池2本(ハンディGPS、Geko201の電池です)を
トリクル充電するシカケを内蔵することにしました。

簡単にLM317(使ったのはセカンドソースのNJM317)を使って定電流充電にします。
ブレッドボードで実験しました。


タカチの単四電池を2本内蔵できるプラスティックケースに、DCジャックを4個付けました。
ETCと携帯電話の充電に使います。あとふたつ何かに使えます。

NJM317は若干発熱しますので、アルミの放熱板を付けることにします。
プラスティックケースにうまく合うようにアルミ板とプリント基板を切り抜きました。


アルミ板の上にプリント基板とNJM317をネジ止めします。
アルミ板は厚さ2mmです。


配線が終わったところ。

充電電流は110mAにしました。
電流設定用の抵抗も若干電力を消費します。
1/4W 33Ωの抵抗を3パラにしてあります。


ETC車載器にDCジャックを繋いで、分岐ボックスと接続しました。
ETC車載器はタンクバッグに仕込みました。
うまく動作しました。

定常で70mA、ETC車載器が喋ると200mAほど流れるようです。


さらに分岐ボックスに携帯電話の充電器を接続します。
シガーソケットの内部にシカケが入っています。
あやうくカールコードのところをちょん切るところでした。


これです。


基板を取り外してみました。


実験用DC電源に繋いで実験したところ、この基板は単なる5V出力の
降圧レギュレータのようです。無負荷で5.4V、充電中は0.3A流れ、4.8Vに
なります。

充電の制御は携帯電話側でやっているのでしょう。

よく売ってるUSBポートに繋ぐ充電器はただの変換コネクタなんですね〜
入力は7.5V以上あれば安定していました。

単四ニッケル水素の充電=110mA、ETC=70〜200mA、携帯電話の充電=300mA
ですので合計で最大610mAです。だいたいニュートラルランプ(3.4W)2個分ぐらいの
電力ですので、バッテリ上がりとかの問題は全然ないでしょう。