DR-Z400S ドライブシャフトのオイルシール交換 (2016年12月3日) ひび割れしたジェネレータカバーを交換して完成と思ったら、今度はドライブシャフトから オイルがど〜ど〜漏れてきました。一難去ってまた一難です。この部分のオイルシールを 注文したり、私自身が風邪をひいたり、なかなか修理できませんでした。 |
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ここです。オイルシールとドライブシャフトの間に差し込んであるカラーを抜いたところ。 ギアシフトシャフトの場合と違って、カラーを抜くとオイルシールとシャフトの間にスキマが できますので、作業は比較的楽です。 カラーはプライヤーで掴んで引っ張るだけで簡単に抜けます。 |
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オイルシールを引っかける特殊工具(ピッキングツール)を作ります。 |
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これは失敗作。先端の折り曲げ部分が10mmではやや少なく、また強度が足りず 引っ張るとL字型に曲げた部分が元に戻りかけてしまいます。一応、バーナーで焼いて 赤熱させ、水に浸けて急冷し、「焼き」を入れたのですが。 |
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もう少し肉厚のある板で作り直したところ、うまくオイルシールの内側に 引っかかり、スポンと抜けました。 しかしこれでも、少し負けて、曲がり(L字)が少し戻ってしまっています。 両手で思い切り引っ張りました。両手で持てるように長さも必要です。 最初に作った黒いのは短くて、そういう意味でも不適でした。 「焼き入れ」は本当に真っ赤っかになるまで熱しないとダメなようです。 安物のカセットボンベのバーナーでは一部が赤熱するだけで力不足のようでした。 |
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新しいオイルシールを打ち込んだところ。 オイルシールの外形はφ40mmで、ちょうど外形40mmの塩ビ管があり、それを使って打ち込みました。 オイルシールはクランクケースと面一になるように打ち込みます。打ち込み過ぎはNGです。 面一に打ち込むのですから、塩ビ管でなくても、幅の広い板状のものでも充分です。 斜めに入ってしまわないように、慎重に均一に打ち込みます。 打ち込みの失敗を見越してオイルシールは3個も買ったのですが、1個で済みました。 |
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カラー(金属製の円筒形の部品)を挿入したところ。 エンジンオイルを塗って、指で押し込むだけです。 カラーの内側にOリングが入るようになってます。 カラーとOリングは新品にしました。 |
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リテーナとリテーナを固定する皿ネジも新品にしました。 この構造上、リテーナはオイルシールのみを固定して、カラーを固定していません。 カラーはスプロケを取り付けることで固定されます。 この後、スプロケを取り付け、オイルを入れて、エンジンをかけてみました。 5分ぐらいアイドリングさせてオイル漏れしていないことを確認。 すべて元通りに組み、500mほど走行、やはりオイル漏れはなさそうで 3ヶ月ぶりにガソリンスタンドまで給油しに片道5kmほど走って来ました。 時々、後ろを見てオイルが吹きこぼれていないことを見ながら。 家に帰って、オイルが減っていないことを確認。 バイクのエンジンの下にビニールシートを置いて、翌朝見るとオイル漏れは無し。 やっと修理完了したようです。 もう少し確認しながら走ってみます。 今回のオイル漏れの原因は、 ・ドレインボルト ・ギアシフトシャフト ・ジェネレータカバー ・ドライブシャフト(このページ) の4箇所もありました。 直しても直してもまた新たな別の箇所からオイル漏れをして 気分が滅入りました。 その後、通勤で100kmほど走りましたが、オイル漏れはしていません。 経過観察します(2016年12月10日 追記)。 その後、2000kmほど走りましたが、オイル漏れはしていません。 修理後、1年3ヶ月経ちましたので完治したと言えると思います (2018年3月18日 追記)。 |
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