DR650SE用デジタルタコメータを作る (2009年5月2日〜)


まずは実験から


イグニッションコイルの1次側から点火タイミング信号を取ります。
330kΩ- 330kΩ-47kΩを直列にして、47kΩの両端を測定しました。


アイドリング(エンスト寸前)の波形。
17.2651Hzですから1036rpmですね。


少し空ぶかしした時の波形。
65.7197Hzですから3943rpmです。


時間軸を5000倍に拡大してみました。
意外に素直な波形です。


負側のパルスではインターフェースしにくいので、
100pFのコンデンサで微分してみました。
4Vぐらいの正パルスが得られるようです。


ダイオードでGNDにクランプしました。


時間軸を長くしてアイドリング状態を観測。
いい感じです。
18.69Hzですから、60倍して1121.4rpmです。


こんな回路になりました。
この後ろにシュミットタイプのバッファを入れます。
電源電圧にもクランプしておくのが良いですね。
さらにワンショットを入れておきましょうか。


ワンショットマルチバイブレータ(74HC123A)を入れて波形整形しました。
74123のトリガ入力はシュミットタイプなので便利です。

コンパクト(30mm×25mm)にできました。

イグニッションコイルの一次側には約240Vの電圧が現れるので、
分圧部分は2012サイズのチップ抵抗を3個直列にして周りの銅箔も取っておきました
(写真の左端の部分)。 
5V系にリークすると一瞬で壊れますから。

チップなツェナーダイオードの手持ちがなくガラス管タイプを付けておきました。


時定数は1msにしました。実測ではほんの少し長いですね。
24,000rpmでも周期は2.5msですからこれでいいのだ。


エンジンはアイドリング状態。
綺麗な波形です。ほんの少しHレベルが低いのは電源に
使ったツェナーダイオードが4.7Vのせいです。
(低めの4.3Vぐらいになりました)。


4000rpmぐらい。
CMOS出力なので、安心して(?)マイコンに入力できます。

ようやく実用にするようになりました。