DR650SEの吸気系いじり (キャブその6)  (2020年7月12日)

とうとう「その6」になってしまいました。


これが前回のセッティングでのプラグの焼け具合です。
何だか赤黒くなっています。
プラグ点検の後、真鍮ブラシで磨いていまして、そろそろ交換した方が
いいかもしれません。
いずれにせよ、やや「濃い」ようです。


あいかわらず、通常走行後、アクセルを全閉すると、ストンとエンストします。
ほんの少しアクセルを開けて、2000rpm程度を10秒間ほど維持すると、
アクセル全閉してもアイドリングを安定に持続します。
これは、キャブ内部をいじる前からの現象です。

アクセルを開けている時は非常によく回り、快調です。
唯一、アクセルを全閉するとエンストすることが問題です。

そこでイグニッションコイルを新品交換してみることにしました。


イグニッションコイルはブラケットに固定され、
そのブラケットがバイクフレームに固定 されています。
この部分がM6のプラスネジが使われています。
。これがアンビリバボーなほどに きつく締まっています。
下側のネジは外せましたが、上側のネジが ナメかけています。

ラスペネ吹いて、ショックドライバーでガンガンやったのですが。緩みません。
そこで冷却スプレーを吹いてみました。それでもダメ。

さらにショックドライバーでガンガン叩いて、もう一度冷却スプレー。
ネジ穴を棒で叩いてネジ穴を修正しつつ、やっと緩めることが
できました。


ようやくIGコイルが付いたブラケットを取り外すことができました。
今度はIGコイルコイルとブラケットが同様にM6のプラスネジで 止まっていました。
ブラケットを万力で固定し、ショックドライバーで3発ほど叩いたら 緩みました。
こちらはスムーズに緩んでくれました。

さっそく、試乗。
う〜ん、何となく始動性は良くなったような気がしますが
エンスト病は治りませんでした。


油面をチェックしてみました。
先週と違い、嵌合面よりも油面は低いようでした。

走行中はガソリンをたくさん消費するので油面が下がり、
停止後、アクセルを全閉すると、油面が下がったままで、
ガソリンの供給が減りエンストするのでしょうか。

しばらく2000romを維持すると、低回転なので油面が適正に戻り
それ以降はちゃんとアイドリングするようになると。

ニードルバルブは交換済みなので、フロートを交換するか、油面をもう少し上げるか、
どちらかでしょうか。

また来週です。


ここから2020年7月16日
フロートを買いました。
新品は真っ白です。


フロートの動きが渋いってことはないのですが
フロートの軸受け側のガタが多くなっているようでした。
でも問題ないレベルでしょうか。


新しいフロートをキャブに付けました。


新品部品を買ってそのままキャブに付けた場合の油面は
嵌合面よりもやや低く、古いフロートと同じぐらいでした。

少しニードルバルを押す爪を曲げ、
嵌合面よりもやや上に油面が来るように調整しました
(3回バラしてやっとこの状態にできました)。

試運転。
うん、エンストしにくくなりました。
前は100%エンスト、今は10%ぐらいの確率。

バイクを停車させる時にアクセルを全閉にしてエンブレを利かせつつ、
シフトダウンしていくようにするとエンストしません。

唐突に、クラッチを切ってアクセル全閉、ブレーキをかけて停止すると
エンストする確率が増えます。

油面を上げたので濃くなったかと思い、ジェットニードルのクリップを
1段上げました(最上段になりました)が、アクセルをグイっと大きく
開けた時に一瞬息継ぎをするようになりました。薄すぎです。
ジェットニードルのクリップを上から2段めに戻しました。

20kmほど走ってプラグを見てみると、ちょうどいい感じの焼けでした。
(プラグの番手は8)
フロートを新品にしたから改善されたのか、油面を上げたから改善したのか
わかりませんが、これで様子を見てみます。


ここから2020年8月1日
・始動性が悪い
・アクセルを戻した時にエンストする
のはあいかわらず治っていないようです。

そこで、そもそもキャブをいじりだした5月頃を思い出してみました。
キャブの吸入側のゴムチューブから空気を吸う現象があって、ゴムチューブを交換したのでした。
もしかしたら他にもそういうところがないか、アイドリング回転させながらパーツクリーナーを
吹きかけてみました。

そうすると、上の写真の赤丸部分に吹きかけるとエンストすることがわかりました。
何度やっても再現します。


このパイプは、チョーク(スターター)を使った時に、濃い混合気を
エンジンに送る経路です。
このパイプは圧入されているようで、部品としては入手できません。
しかたがないので、耐ガソリンの液体ガスケットでシールすることにしました。
念の為、パイプの下側だけでなく、上側の接合部にも液体ガスケットを塗っておきました。

液体ガスケットが完全硬化するには2日ほどかかるので、しばらく待つことにします。
これで治るといいのですが、、、

→2日経って液体ガスケットが完全に硬化した頃を見計らって
エンジンを始動してみましたが、いくらかマシになったか?というぐらいでした。


ここから8月10日
始動性が悪いのはチョーク(スタータ)がうまく働かないから?
チョークプランジャーです。これでチョーク(スタータ)経路を
塞ぐかどうかを決めています。
プランジャー突き刺さって塞いでいれば通常の状態。
引き抜けばチョーク(スタータ)経路からエンジンに混合気が足され濃い混合気を作ります。

STOCKと、キースターのキャブ調整キットのものと先端の形状が違います。
キットの方が、チョークレバーの引き具合でアナログ的に調整できるかも?


プランジャーはワイヤーで押したり引っ張ったりできるのですが
それをキャブ本体に固定するのがこの部品(ホルダー)です。


完全に割れています。
雄ねじも擦り切れてねじ山が低くなっていますね。
ちょっと前から締め付けた時にブヨブヨしていました。
キャブを外すたびに、ここを緩めてチョークケーブルを
外すので、プラスチックが保たないのですね。
社外品で金属のものもありますが、それではキャブ本体が痛むので
プラスチックのままがいいでしょう。


パーツリストではこの部分です。
ホルダーが割れていると、ここから空気が入ってチョークの利きが
悪くなるのでは、と考えました。

しか〜し、、、
交換しましたが、あんまり関係ないみたいでした。
プランジャーを引っ張るワイヤー側(外側)の気密性は特に無いようですからね。
ワイヤー側はズボズボで、ワイヤーはクルクル動くもんね。
ただ、ホルダがグラグラしてたら、プランジャーをうまく引っ張ることはできないので
治してはおくべきところでした。

さて、また知恵を絞ります。
状況的には、冷間時、チョークレバーを引っ張り、アクセル全閉で
セルモーターON。エンジンはかかり、2000rpmで回ります。
ここまでOK。
10秒ぐらいすると、だんだん回転が下がってきます。
ここでエンストしないようにわずかにアクセルを開けます。
ところがそのまま回転は下がり、エンストしてしまいます。

こうなると、セルモータONしても、もうなかなかエンジンはかかりません。
カブるのか?
まずチョークを戻し、アクセルを全開にしてセルモータON。エンジンシリンダ内部の
ガスを抜きます。
次にチョークしてアクセルは全閉で、セルモータON。
かかりそうになりますが、相当セルモータを回さないとかかりません。

この状況から
 チョークは機能している(冷間時、チョークしてすぐにエンジンはかかるので)。
 10秒後にアクセルをわずかに開けた時に回転は上がらずエンストするので、
もしかして、薄い?

そこでジェットニードルのクリップ位置を一段下げてみました。これでニードル位置は
上昇するので濃くなります(5段階のうちの真ん中にしました)。

さてキャブを組んでいると、エアクリーナボックスの辺りからガソリンが
ポタポタと。エアクリーナボックスの側面のフタを開けるとガソリンが
底に溜まっています。オーバーフローです。
しかし暑いのと、せっかくキャブをいじった後、車体に取り付けたのに
またキャブを外さねばなりません。
やる気を無くしてまた今度。
ガソリンだけは抜いて、ガソリンコックをOFFしてやんぴ。
と、ここまで、8月12日

次の日(8月13日)、キャブを外して、点検。
う〜ん、どこも悪くない。フロートやフロートバルブは新品ですし。
油面を再点検、ほんの少し油面を下げました。
エンジン内にガソリンが入っていたら、エンジンかけたら壊れるので
点火プラグを外して、セルモータON。やっぱりガソリンが入り込んでいて
勢いよくプラグ穴からガソリンが噴出しました。

とりあえずガソリンコックをONのまま放置して様子を見ることに。
朝から夕方まで待ってみましたがオーバーフローはしていないようです。
エンジンをかけてみると、、、
おお、いいじゃん。
冷間時でもアクセルを開けるとエンジン回転が上がります。

まだちょっと完璧じゃないですけど。

そして、8月14日
エンジン内に液体のガソリンが入ったのと、
以前にも「濃過ぎる」状態でプラグを真っ黒にしたこともあって、
エンジンオイルを交換することにしました(エンジンオイルに
ガソリンが混じり、粘度が下がっているかもしれないので)。

10分ぐらいゆっくり走って、オイルを暖め、この暑い中、オイルを抜きました。
それほど粘度が下がりシャバシャバになっているようではありませんでした。
5月に交換したばかりで600kmほどしか走っていません。
まあ4Lで2400円ほどのオイル(カストロール POWER1-4T)を
2L交換するだけなので、気分的なものです。
でもオイルがまだ届いていないのです(昨日、amazonに注文した)。
ドレインは閉めて、今日の外の作業はおしまい。

昼過ぎにオイルが届いたので、明日の早朝にオイルを注入しましょう。
昼前から35℃を超えていて無理です、炎天下の作業は。

こう暑いと、外の作業は朝のうちしかできません。
あんまり早い時刻(朝5時半とか)にエンジンかけたりも
できませんので、なかなか整備が思うようにできません。